野菜工場、来てます。
本日10月7日(火)から開催されているCEATECにて、東芝が公開しているのが野菜。展示されているのはパッケージングされたベビーリーフ、栽培中のバジル、レタス、水菜、ミントです。
完全封鎖型植物工場、「東芝クリーンルームファーム 横須賀」で栽培されているこちらの野菜たちは、害虫や雑菌から遮断された空間で育てられているため、農薬を必要としません。工場なので室内環境は徹底的にデータで管理。専用の人口照明を使用し、効率よく野菜に光をあてています。
中でも注目なのが、水。クリーンファームでは不純物を取り除いた純水と電解機能水で野菜に栄養を与えており、この水質の調整によって野菜の味も鮮度もコントロール可能なんだとか。ちなみに今回展示されているものは、数日前に横須賀から持ってきたもので、当初は少ししなびてしまったようです。でも、栄養素を循環させてあげることでパリっとした質感が戻ってきたとのこと。もちろん植物ですからその成長は止まることがありません。そう、今まさにCEATECの会場で野菜が育っているのです。
現在栽培が実現しているのは、レタスをはじめ葉物が中心(今回展示されていたもの以外で、ほうれん草やコリアンダーなどもあります)ですが、今後はラディッシュや人参なども展望に入れたいそうです。
効率よく栽培ができ、天候に左右されず野菜を市場に送り出すことができる、クリーンな野菜たち。雑菌が極めて少ないため、既存の野菜たちよりもずっと長持ちさせることができるんだそう。まだ試験段階ではあるものの、トップ画像のベビーリーフは1週間程度保つようです。
まずは東芝の社内から販売されるそうですが、出荷は10月下旬の見込み…ってもうすぐじゃん!
(嘉島唯)