今後は全米に…?
カリフォルニア州CPUC(公共事業委員会)は、サンフランシスコの街をGEの自動運転車「Cruise」が走行することを認可しました。これによって初めて無人タクシーとして乗客を乗せることができるようになるようです。
無人タクシー走行の条件とは
市内にはここ数カ月、さまざまなドライバーレス企業が参入していますが、たとえばGoogle(グーグル)の親会社アルファベット傘下の「Waymo」では、人間のオペレーターが同乗することを条件に走行することが許可されていました。
とはいえ「Cruise」には走行条件がないというわけでもありません。最初のうちは30台の電気自動車が導入され、運行は夜10時〜朝6時の間、混雑していない場所に限られるとのこと。また、土砂降りや霧の日には走行できないことになっています。
業界にとって大きな一歩
それでも同社COOのGil West氏は、今回の認可が「命を救い、地球を守り、人々の時間とお金をセーブするという自社のミッションにとって飛躍的」であるとして、業界にとっては「大きなマイルストーン」だと考えているようです。
約1年前には、同社CEOが今後数年間で数千台、数万台にまで車両を拡大する計画を投資家向けイベントで詳述していたことがあります。「今後12〜24カ月の間に、米国内の主要都市でボタンを押せばすぐ乗車できるようになる」、「今後3~4年には全米のあらゆる都市、市場に展開できるはずだ」と述べていました。段階的に制限が解除されて、当然のように無人の自動運転タクシーを利用する日が、もうすぐのところまでやってきているのかもしれませんね。