得意わざは日向ぼっこ。超小型ソーラーカード式デバイスがポケモンぽくてかわいい

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得意わざは日向ぼっこ。超小型ソーラーカード式デバイスがポケモンぽくてかわいい
Photo: 山田ちとら

どこか懐かしみのあるフォルム。

草タイプポケモンが融合したように見えなくもない、フシギ(ダネ)感ただようこのナゾ(ノクサ)めいたデバイス。注目すべきは上部のカード部分です。

レアメタルを使わない有機ソーラー

Photo: 山田ちとら

これ、化学素材メーカー・日本ゼオンが開発した「SOLAR CARD」という画期的な超小型太陽光電池です。単層カーボンナノチューブを使って、従来のソーラーパネルに必要なレアメタル触媒を用いずに発電できるそうです。

Image: Project LNES

さらに、やわらかいプラスチック素材を使うことにより、軽量化と持ち運びやすさを実現したそう。透過性も高いので、カーテンにソーラーパネルを組み込む、なんてこともできちゃうそうです。

発電量は小さいながらも、身近に置くことでソーラー発電との距離感をグッと縮めてくれるデバイスなんですね。

専用アプリで発電量を可視化

Image: Project LNES

このソーラーカードを使って『太陽で育てて楽しむ育成型人工観葉植物』をコンセプトに開発されたのが、冒頭の「SL-03」。

日本ゼオンのオープンイノベーションデザインプロジェクトProject LNESが開発したテストプロダクトの終着点として、サステナブルで健康的な暮らしをサポートしていくのが狙いです。

Images: 山田ちとら

アプリ「LNES」と連携すると、デバイスに名前を付けたり、発電量をリアルタイムに確認できます。季節を通して変化する日光の恵みを可視化したり、自分んちのベランダの日当たりはどれぐらいなの? なんてことも測定できちゃうんですね。

もうひとつのお楽しみは、獲得電力量に応じて「SUNNY POINT」を貯めてオリジナルキャラクターを育成すること。「SUNNY WALK」という機能もあって、ウォーキング中の総発電量と歩数を記録することもできます。

いざというときには給電も

Image: Project LNES

もちろん電力を貯めておくだけでなく、供給することも可能。日光にあたってさえいればスマートフォンの充電もできるそうです。

Photo: 山田ちとら

かわいいなと思ったのがこれ。逆さまに吊るすと南国の果物みたいに見えませんか?ランプをONにしてテント内に吊るしておいたりと、アウトドアでもなにかと便利そうです。

「なつかしく新しい未来」につながっていこう

Image: Project LNES

SL-03には、子どものころ日の光を一身に浴びながら山や海で遊んだなつかしい情景が、未来にもつながっていきますように──そんな願いが込められているそうです。

太陽が地球上の生物に与え続けてくれている恩恵をついあたりまえだと思ってしまいがちですけど、やっぱり日の光って生命エネルギーの源なんですよねえ。コロナ禍でなかなか外出できない日々が続き、健康問題も出始めてきているこのご時世。少しでも外に出て、陽の光を浴びてみよう!というきっかけを、SL-03が作ってくれそうです。

SL-03は2022年4月28日(木)から10月上旬まで限定テスト販売が開始されます。詳細はこちら:

湘南T-SITE(〒251-0043 神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目20番-1)

二子玉川 蔦屋家電(〒158-0094 東京都世田谷区玉川1丁目14番1号)

代官山 T-SITE(〒150-0033東京都渋谷区猿楽町16-15 )

六本木 蔦屋書店(〒106-0032 東京都港区六本木6-11-1)

柏の葉 T-SITE(〒277-0871 千葉県柏市若柴227-1)

※店舗は順次変更する可能性があります。詳しくは公式ウェブサイトかSNSをご覧ください。


オンライン販売:4月28日(木)より蔦屋家電通販サイトにて予約開始

蔦屋家電通販サイト:https://store.tsite.jp/

価格:テスト販売特価 9,800円(税込) (保証期間6か月)

個数:限定800セット予定

名前はやっぱり「ヒカルクサ」かな!

Reference: Project LNES, 日本ゼオン