ズンズン来るぜ!
BOSEのスピーカーやヘッドホン・イヤホンって、やっぱり憧れちゃうんですよね。僕もいくつか持っていますが、それらで音楽を聴くたびに「ああ、BOSEの音だ」って安心しちゃいます。DNAにすり込まれてるんですかね。
でもBOSEの製品ってちょっと難点があって。若干高価なんですよ。まあ、ピュアオーディオの世界に比べたら全然お手頃価格なんですけど、普段使いのオーディオ製品としては、ちょっと手が出しづらいというか…。買ってしまえば「買ってよかった!」ってなるんですが。
BOSEのスピーカーは気になるけど、なかなか手が出ないよ…。そんな風に思っている方にちょうどいい製品が「SoundLink Flex Bluetooth Speaker」です。これがなかなかアクティブなスピーカーなんです。
見た目はシンプル
まずは外観を見ていきましょうか。大きさはだいたいペットボトルくらい。重さは580g。片手で持つとちょっとずっしりします。
本体はソフトタッチシリコンとなっており、手で持ったときに滑り落ちにくくなっています。本体はIP67準拠の防水性能を備えているので、全体が水に浸かってしまっても30分程度なら問題ありません。そもそも本体は水に浮く設計になっているので安心です。防塵機能もあるので、砂浜でも安心して使えます。
機能的にはとてもシンプル。上面に5つのボタンがあるだけ。使い方に迷うことはないでしょう。
音はまさにBOSE。低音がふくよか
さて、肝心の音質ですが、これがもうまさにBOSEサウンド。本体にはスピーカー1つと低音を担当するトランスデューサーが配置されており、BOSEらしいふくよかな低音が響きます。
前面にあるグリルの他、背面にもグリルがあります。ここからも低音が響いているので、本体サイズのイメージ以上に低音が出ているなと感じます。
「低音ドコドコのスピーカーはあまり好きじゃないなー」という方、ご安心を。僕も低音ドコドコはあまり好きじゃないんですが、このスピーカーは低音をむやみに強調しているわけではなく、元からある低音をより聞こえやすくしているという感じ。なので、不自然さはありません。
高域から中域にかけてもクリアかつ温かみのあるサウンドになっていて、長時間聴いていてもあまり疲れなさそうな感じがします。逆に言えば、ずっと聴いていたくなるサウンドなんですよね。
惜しむらくは、スピーカーが1つなのでモノラル再生になってしまうこと。でもご安心を。SoundLink Flex Bluetooth Speakerを2台、またはほかのBOSEスピーカー(Bluetooth接続対応のもの)を用意すれば、それぞれをペアリングさせてステレオ再生ができるパーティモードがあります。ステレオ再生を目指すなら2台用意しましょうね。
なお、バッテリーは1回の充電で最大12時間の再生が可能です。充電ポートはUSB-C。急速充電対応なので、バッテリー切れでもすぐに復活できます。
2万円以下で手に入るマイBOSE
SoundLink Flex Bluetooth Speakerの価格は1万9800円。他社にも同じような防塵防水スピーカーもありますが、やはり「BOSEの音」がこの値段で手に入るのはアドバンテージかなと思います。
これから夏にかけて海や川などで遊ぶということもあると思いますが、そんなシチュエーションでも防塵防水で水にも浮くSoundLink Flex Bluetooth Speakerは頼りになります。
あともうひとつ。このスピーカーはマイクが内蔵されているので、ビデオ会議などのオンライン通話でもスピーカーマイクとして活用できます。BOSEのスピーカーでビデオ会議って、なんか贅沢ですね。
ひとつだけ気になったのは、本体の質感。ソフトシリコンは滑らなくていいのですが、ホコリが目立つんですよね。まあそれを気にしだしたらキリがないんですが、気にし出すと止まらなくなっちゃうかもしれません。
それ以外は、BOSEらしい音と質感のスピーカーだと思います。自宅での自分用スピーカーとしても、アウトドアのお供としても頼りになりますよ。
Photo: 三浦一紀
Source: BOSE