スチール製真空ボトルを最初に製品化したスタンレーは、今年で創業110年。 一世紀以上にわたる歴史のなかで、時代に併せてロゴマークも変わってきました。現行のスタイリッシュなロゴに変わったのは2019年、まだ記憶に新しいところです。以前の文字だけのロゴもシンプルでよかったよなあ、と思っている人もいると思いますが、もっと過去のロゴは、いかにもアメリカンカルチャーって感じで素敵なんです!
1920年代の時代背景がモチーフのロゴ
![230910_stanley_mile_01](https://media.loom-app.com/gizmodo/dist/images/2023/09/10/230910_stanley_mile_01.jpg?w=640)
創業110年を記念して9月13日から発売になる「マイルストーン コレクション」は、スタンレーの歴史のなかで印象的だった1920年代と1960年代のアメリカの雰囲気を切り取り、当時のロゴやテクスチャーを現代の技術で再現した特別モデル。
![Large_JPG-Stanley_Milestones-LA-050123-C41A8477](https://media.loom-app.com/gizmodo/dist/images/2023/09/10/Large_JPG-Stanley_Milestones-LA-050123-C41A8477.jpg?w=640)
1920年代モデルは、ブラックボディにアールデコ調のゴールド&オレンジのロゴを配したデザイン。
この時代の米国は「狂騒の20年代」と呼ばれ、ジャズが花開き、フラッパーと呼ばれる女性ファッションが広まった頃。禁酒法を背景に、非合法の酒場でジャズに合わせて踊りあかすような背徳的な時代でもありました。そんな時代感を彷彿させるダークな雰囲気をまとったモデルです。
古き良きアメリカをイメージした1960年代モチーフ
![Large_JPG-Stanley_Milestones-LA-050123-C41A6804](https://media.loom-app.com/gizmodo/dist/images/2023/09/10/Large_JPG-Stanley_Milestones-LA-050123-C41A6804.jpg?w=640)
もうひとつは1960年代モデル。60年代の米国はヒッピー文化が生まれ、カラーテレビの登場、アポロ11号の月面着陸などの時代の転換点となるトピックも多く「変革の時代」と言われています。
「古き良きアメリカ」とも言われるこの時代をイメージした60年代モデルは、クラシックなハンマートーン仕上げのくすんだシルバーカラーに、グリーンカラーのベースに筆記体をあしらったロゴを配置した、陽気なアメリカそのもののデザイン。ポップで軽やかな雰囲気に仕上がっています。
![milestones_5](https://media.loom-app.com/gizmodo/dist/images/2023/09/10/milestones_5.jpg?w=640)
商品ラインアップは、1920年代モデル、1960年代モデルそれぞれ定番の真空ボトル(1L/1万2650円)、真空パイント(0.47L/4,510円)、真空マグ(0.35L/5,830円 ※60年代モデルのみ)とウィスキーやブランデーなどの蒸留酒を入れたいフラスコ(20年代モデルは0.23L/8,800円、60年代モデルは0.14L/4840円)の4種類。
すべてのモデルはヴィンテージ感たっぷりのボックスに収められていて、プレゼントにも最適です。
![milestones_6](https://media.loom-app.com/gizmodo/dist/images/2023/09/10/milestones_6.jpg?w=640)
また、このマイルストーン コレクションは、全モデルに創業者ウィリアム・スタンレー・ジュニアのサインが刻印されています。現行モデルの機能性に110年のスタンレーの歴史、アメリカの雰囲気を感じられるデザインをプラスしたこのモデルは、スタンレーファンのみならず、アメリカンカルチャー好きにも刺さりそうな逸品です。
Source: STANLEY