クラスメイトがロボットになっちゃう!
子どもを持つ親御さんや教育関係者ならご存じかもしれませんが、小中高生の不登校が徐々に増え、コロナ禍を機に急上昇したとのこと。
2022年度の調査によると、小学生が約8万人、中学生が約16万人、高校生も約11万8千人が諸事情で不登校と、過去最高の数になっているのだそうです。
当事者にとっては切実な話題です。
会話と移動ができる分身ロボ
熊本市ではこれからテレプレゼンスロボットを導入して、不登校生徒に遠隔で擬似授業を受けてもらおうとしています。
高さ約1mで目線の高さにタブレットがある分身ロボは、カメラとマイクがあるので双方向での応答ができ、自走式で構内の移動や行事の参加もできるようになります。
オンライン&メタバース授業で成果
現在は不登校の生徒のため学習支援員によるオンライン授業、そしてメタバースで交流もできるバーチャル教室も行なわています。
それにより、他者との意思疎通での不安軽減や、自己肯定感が上がったという感想があったとのこと。ロボットの使用も効果が期待できそうです。
まずは2台から開始
熊本市の教育委員会は、早ければ11月から2台のロボットを導入して希望校に配置。来年3月まで効果の検証を行なうそうです。
不登校の子どもとしては、最初はロボットを遠隔操作することから始め、学校の雰囲気に慣れたら次第に登校できるようれば大成功ですね。
なんでもオンラインでできる時代
ちなみに3年前には、東京千代田区のビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)にて同様のロボットを使った卒業式が行わたこともあります。