中国国内もAI激戦区のようです。
中国には既に130以上の大規模言語モデルが存在(7月時点)
Tencent(テンセント)は深センで開催した会議で、
7月時点で中国には130以上の大規模言語モデルがある。戦いが始まった
と述べています。
中国ではBaidu(バイドゥ)やSenseTime Group(センスタイム・グループ)など複数の企業が独自のAIモデルを発表しています。
パラメーター数の多さをアピール
Tencentのモデルは中国語と英語で会話が可能であり、現時点でパラメーター数は1,000億あると発表。デモンストレーションを行いました。
パラメーター数はざっくり言うと、
大規模言語モデルが確立計算に使うための係数のバリエーション
を指しています。
ちなみに、Open AIのGPT-3は1750億、 Meta(メタ)のLiama2は700億(2023年時点)です。
パラメーター数 = 賢さではない。
ここで注意が必要なのは、パラメーターが大きいからと言って賢さに直結するわけではないということ。賢さの評価はパラメーター以外にも、計算量やデータ量など複数の要因が関係しています。
そのため一概にパラメーター数が多いから賢いぞ! とは言えないのがややこしいところ。
ただ、Tencentによれば
特定の数学問題ではChatGPTより優れている
とのこと。各企業、各国がしのぎを削る生成AI。どの勢力が台頭して、どこが衰退するのか。ここから先の動向も注目していきましょう。
Sorce: REUTERS
Reference: NRI