オシャレ過ぎて割り箸に見えない!
飲食店などで使われると、そのまま捨てられる割り箸。回収することができれば、一般的な木材の割り箸なら紙の原料になるものの、竹製の割り箸は繊維が残るのでチップにならず、そのまま廃棄されているのだそうです。
なのに、竹割り箸は、日本だけで毎年約43億膳が輸入されているとのこと。
捨てられる箸をテーブルに
廃棄されてしまう竹割り箸を樹脂で固め、テーブルなどの家具に加工し販売しようと考えたのは京都の企業、TerrUP。
TerrUPはこのたび2色の竹割り箸を組み合わせ、幾何学模様が美しい「TAKEZEN TABLE」を発売しました。
どれも微妙に表情が違うテーブル
天板のデザインは「TOGETSU」、「KANGETSU」、「KAUJIN」、「IZUMO」の4種類。なんだか8ビットのレトロゲームのようでもあり、バグったPCモニター画面のようでもあります。
アイアン脚も真四角のスクウェア、N型、Z型、フラットバー(平鋼)の4種類から選べるので、好みのテーブルが作れますよ。
これ、割り箸どれだけ使ってるの?
たとえば飲食店で使うテーブルセットを揃えると、1万3500本=6,750人分の割り箸を使うことになるとのこと。厚みもあるので中にギッシリ詰まっているわけです。
今回のテーブル1台でも、ケタ違いに大量の割り箸がアップサイクル(本来は捨てられるはずの製品に新たな価値を与えて再生すること)されるんでしょうね。
模様とサイズと脚を選ぼう
価格はスクウェア脚を選んだ場合、奥行き400mm×幅600mmが7万6000円。奥行き600mm×幅1000mmだと9万6000円で奥行き700mm×幅1200mmなら12万3000円(すべて税込み価格)。脚の形状で価格も変わるので、サイトにて組み合わせを調べてみましょう。
安い買い物ではないかもしれませんが、デザイン性も高く、環境のためにもなるならアリですね。
Source: Instagram, TerrUP via MdN DESIGN INTERACTIVE