あえて奇抜ではないレトロ風味。
世界中でEV(電動自動車)が開発・実用化されていますが、バイク好きにはEVバイクという選択肢もあります。
EVバイクは車輪の中に仕込まれたハブモーターを採用すると、バッテリーの位置以外はデザインの自由度がとても高い乗り物になります。なので未来的で独創的でAIまで入ったEVバイクが多い印象。
でも往年のバイク好きに応えるようなデザインも大事ですよね。
カラフルにパワーアップした新型
イギリスでEVバイクを作るMaevingから、フラットトラッカー風のレトロなバイク「Maeving RM1S」がお目見えしました。
モーターは7kW(ピーク時は10.5kW)で、最高時速は約104km。フル充電にて128kmの距離を走ります。パワーはひとつ前のモデル「RM1」の倍近くになったのだそうな。
バッテリーは2.7kWhをふたつ搭載し、「RM1」より容量が30%増えました。
レトロなカラーリングが4種類
旧型はホンダの名車「ヨンフォア」みたいな紺色のタンクでしたが、「RM1S」はカラバリが豊富です。
トリコロールのラインがレトロな「ギルバート」、英国の文化とバイクを意識した「ハーレクイン」。ヴィンセント「ブラック・シャドウ」に触発されたとありますが、ホンダ「ゴールドウィング」やカワサキ「Z750FX」を想起させる黒地に金ラインの「ヴィンセント」。赤白の斜め線が街の夕焼けをテーマにした「サンセット」と、どのカラバリも味がありますね。
一見タンクに見えるのは10Lの保管スペース。これもガソリン不要のEVバイクならではですが、タンクを開閉している様子を見た人はビックリすることでしょう。
4時間で売り切れ→4月まで待ってて
価格は7,495英ポンド(約138万円)サイトでは予約を受け付けているものの、最初の100台は4時間で売り切れるほど大人気。次の出荷は2024年4月を予定します。
日本への輸入は未定ですが、今年の第3四半期に北米で売る計画を練っているとのこと。はよ来日して!
Source: Facebook, MAEVING via NEW ATLAS